高見英治は、かつて投資顧問サービスを提供していた株式会社スマートアセットマネジメントの代表取締役として投資業界にいました。
しかし、彼が運営する投資顧問サービス「投資顧問ベストプランナー」は、投資家に対して高額なリターンを謳い、多額の資金を集めたものの、その実態が詐欺的であったことが発覚しています。
最終的には行政処分を受け、同社は廃業に追い込まれました。
本記事では、高見英治が関与した詐欺的行為の詳細、被害者の体験談、そして彼のその後の動向を詳しく解説します。
高見英治は、かつては営業職を中心にキャリアを積んできました。
高見は自身の経歴を詐称し、「成功した投資家」として「株式会社スマートアセットマネジメント」を設立。
投資顧問サービス「投資顧問ベストプランナー」を展開し、個人投資家に対して投資助言を行っていました。
学歴: 慶應義塾高等学校、慶應義塾大学法学部卒業。
企業キャリア: 株式会社ベンチャー・リンクや匠投信投資顧問株式会社で勤務。
投資顧問ベストプランナーの設立: 個人投資家に対する助言サービスを提供。
高見は、華やかな経歴と自身の成功例を強調し、特に投資初心者をターゲットに集客しました。
しかし、彼の実績や投資能力に関する具体的な証拠はなく、信頼できるデータは見当たりません。
それでも、情報の発信がうまく多くの投資家が彼のサービスに加入してしまいました。
投資顧問ベストプランナーは、個人投資家向けに投資助言を行うサービスであり、特に株式市場における有望な銘柄の紹介や、投資のタイミングをアドバイスするという内容で知られていました。
しかし、そのビジネスモデルには多くの問題が潜んでおり、最終的には詐欺的な手法が用いられていたことが判明しました。
投資家は最初に比較的安価なプランでサービスに加入しましたが、加入後すぐに高額な追加プランへの勧誘が始まりました。
投資顧問ベストプランナーでは、次々により高額なコースへのアップセルを行い、最終的に数十万円から数百万円の契約を強引に結ばせる手法が横行していきます。
「業界 NO.1」や「100%確実に利益が出る銘柄提供」といった誇大広告をバンバン打ち出していましたが、実際にはその情報の多くが事実に基づかないもので、虚偽のデータや実績が利用されていたことが明らかになっています。
ネット上では投資顧問ベストプランナーへの虚偽の口コミや高評価のレビューが大量に投稿されていました。
これにより、投資家はサービスの実績や信頼性を信じ込んでしまい、高額コースへ申し込み、資金を失うこととなりました。
金融庁は、高見英治が代表を務める株式会社スマートアセットマネジメントおよび投資顧問ベストプランナーに対して調査を開始し、最終的に、金融商品取引法違反の疑いが強まり、同社は行政処分を受けることとなります。
金融商品取引業者としての資格を剥奪された投資顧問ベストプランナーは、廃業に追い込まれました。
これにより、同社が提供していた投資助言サービスは終了し、契約中の投資家は一切のサポートを受けられなくなりました。
投資顧問ベストプランナーの廃業後、多くの投資家が高額な入会金やプラン費用を支払ったまま、サービス終了により資金を失いました。
金融庁の介入があったとはいえ、資金回収や返金手続きは困難を極め、多くの被害者が救済を受けることができない状況が続いています。
高見英治が運営する投資顧問ベストプランナーを通じて、数多くの投資家が被害を受けました。
主に投資初心者や個人投資家がターゲットとなり、数十万円から数百万円の入会金や契約料を支払いましたが、期待されたリターンは得られず、最終的には大きな損失を抱える結果となりました。
これらの体験談はネット上の口コミサイトや投資フォーラムで広まりました。
他にも、同様の口コミが大量に寄せられています。
また、被害者の一部は集団訴訟を起こす動きを見せており、今後法的措置により被害者の救済が少しでも進めばいいですね。
投資顧問ベストプランナーが行政処分を受けて廃業した後も、高見英治は投資業界から姿を消すことはなく、新たなビジネス展開を行っています。
高見は株式会社ジャパンフィンテックを設立し、ブロックチェーン技術やフィンテック関連のビジネスに従事しているようです。
しかし、過去の詐欺疑惑は全く終結しておらず、当然過去を知る人からすると新会社に向けられる視線も相当冷たいものとなっており、再び問題を起こすのではないかとの懸念があります。
今後、ジャパンフィンテックがどのような規模感で展開するつもりかわかりませんが、絶対に関わらないほうがいいことは間違いないでしょう。
高見英治の投資顧問ベストプランナーに関する詐欺疑惑は、投資詐欺の典型的なパターンです。
異常なリターンの約束や虚偽の口コミに騙されないことが、今後投資を検討されているのであれば重要になります。
信頼できる情報であるのかどうか十分に精査し、リスクをしっかりと理解した上で投資を行うことが資産を守るための第一歩です。
高見英治は新たにジャパンフィンテックを立ち上げてビジネスを展開しており、投資顧問ベスプランナーの時のように非常に魅力的なプランを作ることが予想されますので、十分に警戒してください。